100年前の家の古材を再利用


浜北・小松

古材や古い建具を活かした民家風のなかにもモダンな雰囲気が漂う住まい。
黒光りする木材と白い壁のコントラストが映える。
天井(小屋組み)を支える古材の丸太梁は、築120年の旧宅のものを修復し、再利用したもの。
旧宅で使用していたものが、愛着や思い出とともに受け継がれてゆく。
高い勾配のある天井には民家の雰囲気が漂う。
黒く磨き上げた古材の大黒柱と丸太梁が客人を迎える。
正面には千本格子の障子戸を配し、力強さと繊細さを演出した玄関。
階段の手摺にも黒く塗装した木材を使用。
重厚感ある階段の設え。
玄関から客間への来客動線には、旧宅で長年使っていた板戸を修復し再利用。
床の間と内障子のある和の空間。
濡れ縁と蹲(つくばい)、石灯篭、とび石と植栽からなる和の中庭。
天井から吊り下げたアンティークの照明器具が優しい光で食卓を照らす。
外観からも和モダンの雰囲気が感じられる。
あえて変形に設えたウッドデッキは庭との関係をダイナミックにする。